けんべぇだぁ

衝撃!!靴紐のほどけにくい結び方「イアン・ノット」は「蝶々結び」と同じだった!?

ほどけやすい靴紐、困りますよね。スニーカーの平べったい靴紐はまだましですが、カジュアルシューズやビジネスシューズの太くて丸い靴紐は、蝶々結びできつく締めても気が付くと緩んでいます。

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この靴紐のほどけにくい結び方として「イアン・ノット」がよく取り上げられます。でもこれ、紐の通し方がややこしくて難しい!

最終的に下の図のような結び目を作るのですが、これが意外とハードルが高くてなかなか覚えられません。

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そこで、何とか簡単にできないかと研究を重ねました。

 

結果、衝撃的なことに気付いてしまったのです。

ナント「イアン・ノット」は「蝶々結び」と基本的には同じ結び方だったのです。

図を見てください。上は「蝶々結び」です。①の青い紐で輪を作り、赤い方の紐を②のようにクルっと巻いて、最後に③の通り赤の輪を作ります。これは皆さん知っていますよね。しかも、一見すると「イアン・ノット」とは違います。

ところが、よーく見てください。赤い紐の先、★の部分をズズーっと下にずらすと、なんとなんと、見事「イアン・ノット」になるのです。

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ウソでしょ。そんなはずはない。実際に「イアン・ノット」だとほどけにくいよ。実はそれも真実です。

 

では、なぜ「蝶々結び」はほどけやすいのでしょうか。

その原因は、紐の位置関係にあったのです。

下の図は「蝶々結び」です。緑の○の部分を見てください。青の輪っかの根元の紐が接触しています。この状態で締めても、そのあと、紐の端が何かの拍子に①の方に動くと、接触している紐が一緒に②の方に引っ張られてしまいます。

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この一緒に動いた紐が結び目を作っているので、少しでも動くと緩んでしまいます。これが蝶々結びの弱点だったのです。

 

ではどうすれば良いのでしょう。

原因が分かったから簡単です。輪っかの根元が離れるようにすればよいのです!!!

 

①蝶々結びで紐を通す。

②輪っかの紐(★)を移動し、別の輪っかの2本の紐で挟む。

③締める。

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これだけです。これで紐が引っ張られても結び目が緩む動きが大幅に改善されます。かなりほどけにくくなります。ぜひぜひ一度やってみてください。

結び方が左右反対の人もいると思うので、左右反転した画像も載せておきます。

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と、ここまで書いておいて今更ですが、硬い材質の靴紐は、これでもやはり緩みます。

ということで、さらにいろいろと試した結果、結び目に水を垂らして締めるのが一番効果がありました。紐の繊維がしっかり絡みます。また、紐が一度柔らかくなったあと、締めた形で固まります。

紐を締めたままにしている人は、こちらの方が圧倒的にほどけにくくなります。毎回締める人も、紐が締めた形で固まっているので、締めやすくなります。

ということで、絞め方だけでなく水も併用するのがベスト、というのが結論です。

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ということで、一人でも多くの皆様に、靴紐の緩みを気にしなくてよい生活が訪れることをお祈りします。(大袈裟かな。)